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もはや楽しいことは食事のみ・・・そんな毎日になりつつある。その食事もすでに作る気力が尽き果てている。作り手に取って「食事」とは「買い出し・献立作成・調理・後片付け」で構成されているのである。苦行だ。しかも毎日。そして1日3度。
現在、ワタミの宅食ダイレクトを主軸とし、冷凍庫に隙間が出来たらニチレイフーズの冷凍おかずを注文するというシステムで成り立っているうちの食卓。
そんな食卓にバリエーションを増やしてみようかなあと、【健康うちごはん】というワードに惹かれ、メディカルフードサービスのお試し注文をしてみることに。
食べることは試すことから始まる。
宅配総菜のお試しシリーズ第三弾
お試し第三弾はメディカルフードサービス。
これまで、ワタミの宅食ダイレクトとニチレイフーズを試した。果たしてメディカルフードサービスにはどのような魅力が詰まっているのだろうか
今回は【MFS塩分制限食 お試しセット6食】で内容を確認。
総出荷600万食突破!栄養価を徹底管理した健康宅配食【メディカルフードサービス】

メディカルフードサービス(MFS)の印象
- 栄養価の徹底管理
- 多様なコースとプラン
- 医療に基づいた栄養計算
- 高い安全性と品質
という4点が、まず私のメディカルフードサービスに対する印象。冷凍総菜、冷凍おかずを提供する会社の中では、「家で食べるごはん」というより、病院で提供される「入院中に食べるごはん」というイメージが強い(それはいい意味で)なと感じる。300カ所以上の病院や介護施設で利用されている実績があるという説明にも納得。
「今の健康をキープするために食事管理をしてみよーかーなー」という感覚の人が利用するというよりは、糖尿病や腎臓病などの疾患で食事療法が必須になっている人、年齢からくる「噛む力や嚥下機能の低下」で献立内容や食事の時間に気を配らなくてはならない人(そのご家族)向けかなと思う。
今回はMFS塩分制限食をお試し
メディカルフードサービスは
- やわらか食
- ムース食
- タンパク制限食
- 塩分制限食
- カロリー制限食
- バランス健康食
- プレミアムシリーズ
- プラスワン商品
- 健康プロ食
という内容で、いろんな食事を提供してくれている。今回はそのうちのひとつ「塩分制限食」のお試しセット(6食)を注文してみた。価格は送料込みで4,760円(税込み5,140円)。
今回のメディカルフードサービスお試しは、完全に父親用(90才)としての注文だけど、母の今後の食事にも役立ちそう。やわらか食、ムース食も選択できるところは非常に助かる。
父については、

90才でこの血液検査の結果なら、特に我慢しないで好きなもの食べていいよ~♪
と言われているし、咀嚼機能や嚥下機能の衰えについては今のところないので、メディカルフードサービスの「塩分を加減して調理した味」がどんなものか知りたかったので、塩分制限食をチョイス。
届いたメニュー
- 豚肉のスタミナ炒め
- 鯖のつけ焼き
- チキンラタトゥイユ
- ぶりの塩焼き
- 鱈のフリッター
- 八宝菜
上記の献立で到着。お試しセットのメニューはおまかせなので、毎回上記のメニュー固定でお試しセットが届くとも限らないんだろうけど、家で作るとなると大変だぞぉ的なメニュー構成で到着したので嬉しかった。
豚肉のスタミナ炒めを食べさせてみる

主菜→豚肉のスタミナ炒め
副菜→いんげんの和え物・厚揚げの煮物?・りんご
味見は主菜を少しだけつまみ食いで。しっかりとした味付けだった。
- エネルギー/243㎉
- たんぱく質/17.3g
- 脂質/9.3g
- コレステロール/39mg
- 糖質/19.5g
- 食物繊維/8.9g
- カリウム/655mg
- リン/205g
- 食塩相当量/1.7g
- 水分/188.4g
(栄養成分値は日本食品標準成分表2010に基づく理論値)

メディカルフードサービスの容器には、実際のお茶碗にあるような柄を付けてくれているので、レンチン後、フィルムをはがしてそのまま食卓に出しやすい。トレイでそのまんま食卓に出しても罪悪感がわかない。
でもうちの父親は、容器にどれだけ綺麗な柄が付いていても皿に盛り付けてほしい人なので、私はメディカルフードサービスのすてきな配慮を無視して皿に盛りつけないといけない。
皿を洗うのも面倒くさくなってきているが、ゼロから作らないでいいラクチンさを受け入れてくれている父に敬意を表して頑張る。

父の感想

す、すくない・・・
90才になっても胃袋だけは元気いっぱい高校生並みの父親。容器のフィルムをはがした時の私の感想と同じことを言う。
主菜1・副菜3の献立だと、うちが使っている業者であればニチレイフーズとの比較になるのだが、ニチレイフーズと比較すると、全体的な量は確かにちょっと少ない感じがした。あと、私が作る場合と比較しても少ない。
うちの父親の胃袋には適さないかなぁ・・・
でも

おいしかった♪
と満足していたので、残りのメディカルフードサービスのおかずを出す時は、カップヨーグルトや果物などで調整すればいいだけの話しかなと着地する(医者から食事制限言い渡されてないので)
娘の感想
確かに量は「おや?」っと思ったけど、うちのごはんが世の中の基準値ではないですからね。
味付けについては、減塩の食事療法をしなければいけない方も満足できると充分に思える。やはりそこがプロなのよ。専門職よ。塩分制限したり調整したりするのは、個人の力量や感覚でやるにはストレスが募る。
現在は、次に提供しようとしているぶりの塩焼き(食塩相当量1.4g)がどの程度の塩加減かが気になっているところ。
メディカルフードサービスは健康管理宅配食の専門企業
最初に書いた通り、メディカルフードサービスには
- やわらか食
- ムース食
- タンパク制限食
- 塩分制限食
- カロリー制限食
- バランス健康食
- プレミアムシリーズ
- プラスワン商品
- 健康プロ食
という商品構成で私たちに食事を提供してくれるので、いわゆる「ふつー」の冷凍おかず、宅配総菜とは趣が異なるかもしれない。
メディカルフードサービスにたどり着いた理由のひとつに「やわらか食」「ムース食」があった。味付けや解凍の仕上がり具合はもちろん気になるところだけど、父だけでなく母にも活用できるのではないかと思い、頼んでみることにした。
2024年。残念ながら母は家に戻ること叶わなかったので、介護食としてこのメディカルフードサービスが我が家で活躍することはなくなったが、2025年から「疲弊しすぎて家事全般苦痛になった娘のお助けアイテム」として、父の食事のラインナップに加えることにした。
幸いなことに、やわらか食でもムース食でもない食事を堪能できている父。でも先を見据えてメディカルフードサービスをキープ。まだ元気とはいえ90代に突入した。上の歯は総入れ歯になった。口腔体調、嚥下機能に柔軟に対応できるよう、娘は準備する。
300箇所以上の病院や介護施設でもご利用あり【メディカルフードサービス】
家族の嚥下機能に不安が出てきたら
楽しく美味しくご飯を食べるということが、ある一定の年齢を超えると辛く感じてしまったり、ストレートに「おいしい」と言えなくなってくるということを母から学んだ。それは健康で穏やかに日々暮らしていたとしても、なんとなくじわじわ変化してくる。
食べる事が苦行に変わると、やっぱり食物摂取量はガクンと減る。そうなると、高齢者はものすごいスピードで低栄養の沼に引っ張り込まれてしまう。
父はまだ食べることが楽しくて仕方ない。嚥下機能も正常。肉や魚の硬い・柔らかいについては、以前より気になりだすこと多々でてきたけれど、それでもまだ固形物はしっかり噛んで飲みこめている。
父については、引き続きワタミの宅食ダイレクトとニチレイフーズにメディカルフードサービスをプラスして、食べる喜びを謳歌してもらおうと思う。
メディカルフードサービスは
公益財団法人日本健康・栄養食品協会正会員
公益社団法人日本栄養士会賛助会員
NPO法人食事療法サポートセンター賛助会員
一般社団法人日本摂食・嚥下リハビリテーション学会賛助会員
です
商品注文について
お試しセット注文
定期コース注文
お試しセットは「都度」注文。お試しセットについては、月曜~金曜の15時までに注文すれば、在庫がある限り当日出荷してくれるということなので、メインで利用している宅配食が少なくなってきた時の緊急購入用としておすすめなのかもしれない。ちなみに「お試しセット」と言っているけれど、何回注文してもオッケーなのである。
定期コースについては「注文締切日は毎週水曜日」「商品発送は翌週金曜日」というサイクルで動いているみたいなので、この部分は初見だと「少々めんどくさそー」と感じた。定期で注文すると決めた方には、この部分一度注文してしまえば気にならない部分かな。
寄り添い過ぎて逆にフクザツ??
定期コースについては
- 週6食定期コース
- 週8食定期コース
- 週10食定期コース
- 週12食定期コース
- 週14食定期コース
- 週7食(昼)定期コース
- 週7食(夜)定期コース
という各コースをいずれか選択し、それにお届けサイクル
- 毎週
- 隔週
- 月一回
- 1回だけ
を組み合わせて、定期コースの設定を完了させるよう。うーむ・・なかなか複雑??めんどくさがり屋の私にとって、この注文方法については賛否の否のほうに一票って感じだけど、要は朝・昼・夜のごはんをどれだけの割合でメディカルフードサービスに頼るかってことらしい。
毎日2食(朝&昼、昼&夜、朝&夜)利用するなら14食×毎週
1日1食の利用であれば14食×隔週
例を挙げるならこんな感じなのかな。あとは各家庭の冷凍庫の容量次第。
憶測の範囲だけど、メディカルフードサービスの献立内容の提案や考え方から察すると、単純に「時短や家事の手間を軽減させる」というお手軽ごはんではなく、すでに何らかの疾患で「確実な食事療法を必要としている人」や、体調の衰えや機能障害で「嚥下機能が低下している人」といった状態の人たちを食事で支えることを目的にしているようなので、このような注文方法を取っているのではないかと考えられる。
注文曜日の指定や発送曜日の指定も(定期コースについては)受注生産しているのが理由のようで。製造も委託せずに自社工場で徹底的に管理して作っているので、いろんな部分に目配り気くばりで商品を提供しようとしてくれる会社だ。
嬉しい送料無料のサービス
注文金額に関係なく、送料無料で届けてくれるのがメディカルフードサービス。冷凍便で提供されるものは、比較的ある程度の金額で注文しないと送料無料にならなかったり、必ず送料がかかったり(しかも地域差アリ)することが多い中、メディカルフードサービスは送料無料(ただし一部離島で配送できない地域アリ)
全国へ送料込みでお届け!【メディカルフードサービス】
さて今晩は何をたべようか
冷凍庫にパパッと出来上がるごはんがあると、私はそれだけでほっとできる。母の介護が始まり、父の世話も悪い方にレベルが上がり、毎日ヘトヘトであっという間に時間が過ぎる。
それでもなんとか自分の時間を工面し、こうやってブログを書けているのは、調理の手間をぐっと省いてくれる冷凍総菜があるから。
料理するのは大好きだった。でも今はそれが苦痛で。最初は「ご飯を手作りしなくなった自分」を悪だと考えて、精神的にも辛かった。
でも食べるって大事。大事っていうより必要。食べない事には何も始まらないし終われない。それをいかにいい感じで続けていくかを考えた時、冷凍総菜(宅配)を取り入れて健康管理をするほうが、父のためにも母のためにもなると、ようやくシッカリと思うことが出来るようになった。
栄養面を最大に考えてくれて、しかも美味しいごはんが数分のレンチンだけで食べられる。そんな冷凍総菜が存在してなかったら、介護疲れで今頃どうなっていたかなぁとしみじみしている今日この頃。
さて今夜は何を食べようか・・
昨日がメディカルフードサービスの健康うちごはんだったので、今日はニチレイフーズにしようかな。

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