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ほぼワンオペな私の在宅介護。母の急激な体力低下に伴う彼女の身の回りの世話と、更にのんきになった父の世話が同時にやってきている状態です。
どうしても病を抱えている母親にばかり気持ちが偏ってしまい、父が今年90歳になることを忘れていました。
何ひとつ不満を言わない父。食の好き嫌いが一切ない父。それをいいことに、自分の疲れを解消しようと、父の食事と私の食事でガンガン手抜きをしたんです。
さすがにある日言われてしまいました。
あともう少しだけ量があったらうれしいなあ・・・と。
私は父にどんな食事を与えていたか
タンパク質→アジフライもしくは鶏のから揚げ
野菜→キャベツの千切りもしくは具だくさん味噌汁
小鉢→カップヨーグルト
主食→ハヤシライスもしくは親子丼
副食→カップヨーグルト
メイン→コンビニ弁当もしくはスーパーの弁当
サブ→インスタント味噌汁
「仕方ない」「時間がない」「食べないよりはマシ」と言い訳しながら、くるくるくるくる上記のような組み合わせをローテーションさせていました。
アジフライも鶏のから揚げもスーパーの総菜コーナーの揚げ物。カレーライスも親子丼もレトルト食品。具だくさんの味噌汁だけはなんとか頑張って作りましたが、私は父の食生活をとんでもない状態にしていました。
スーパーの総菜が悪いということではないんです。レトルト食品がだめだということではないんです。問題は私のその出し方、その回数、そして理由。
自分だけのことを考えて食事に関することをやり過ごしてました。
考えを改めた日
父に、昼にハヤシライス(レトルト)を食べさせ、晩に親子丼(レトルト)を出した日がありました。昼にレトルトの食事をさせたことをすっかり忘れて、晩ごはんにまたレトルト食品を使ったのです。
父を家の隅っこに追いやったみたいで辛かった。
母は口腔扁平苔癬を患っているので、食材選びや切り方、調味料も加減しながら献立を作らなければなりません。出来合いのものを食べるのはほとんど無理。なので私が作った料理で口腔内の管理と栄養摂取が必要。
父はまだ今のところなんでも食べることができます。そして食べることが大好きです。母と違い、父は食べることを楽しめます。
水戸黄門の再放送と食べることが唯一の楽しみである父親のために、私は自分の手を抜き、他人の手を借りることにしました。父の食事を「管理栄養士が献立設計した”冷凍惣菜”」で立て直しを図ろうと決めました。
それでも「両親には自分の手作り料理を食べてもらいたい」と思っている気持ちはまだ残ってます。でも家族の食事の作り分けが大変になりました。父と母、双方の献立バランスをいい塩梅に保つことが私の気持ちより優先されるべき事項です。
私にまた毎日料理を作ることが出来る気力と体力が戻るまで、しばらく他力を頼ります。自分が追い込まれてやっと手を伸ばした冷凍総菜の宅配サービス。
父が笑顔でごはんを食べる姿を久しぶりにみました。
ワタミの宅食ダイレクト
「冷凍で届くほう」のワタミの宅食ですね。
お試し割10食セットで宅配冷凍総菜初チャレンジ。
お試し割10食セットは「三品入り×10食セット」か「五品入り×10食セット」が選べます。お試し割については献立内容はワタミにおまかせです。なのであまりにも好き嫌いの激しい人にお試し割はお勧めできませんが、本格的に定期購入で利用する場合は、自分で好きなおかずを選べる「選べるセット」もあります。
初購入しやすいようにお得なキャンペーンも企画してくれていますので、ワタミの冷凍総菜を試してみたいと思っている方は、お試し割以外でもお得な方法で味を確かめられますよ。
いつでも五菜10食セットの中身
私は「いつでも五菜10食セット お試し割」を注文しました。献立はワタミに完全おまかせなので、商品が到着するまでどんなおかずが送られてくるのかわかりません。
今回私のもとに届いた「いつでも五菜10食セット お試し割」の献立は
- 【主菜】エビチリ・【副菜】肉団子と野菜の黒酢だれ、切干大根の煮物、玉ねぎのおかか和え、わかめと豆もやしの中華和え
- 【主菜】銀ヒラスの味噌焼き・【副菜】肉詰めいなり、ブロッコリーのごま和え、昆布豆、じゃがバター
- 【主菜】サバの照り焼き・【副菜】ペンネのトマトソース、小松菜と人参のごま和え、コーンのあおさ和え、白菜と薄揚げの煮浸し
- 【主菜】ビーフストロガノフ・【副菜】マッシュポテト、いんげんとコーンのバター炒め、キャロットラペ、キャベツコンソメ炒め
- 【主菜】牛肉とアスパラのオイスターソース・【副菜】ほうれん草と人参のお浸し、なす味噌、きのこのナムル、じゃがバターソース
- 【主菜】ねぎ塩チキングリル・【副菜】カニのふわふわ豆腐、キャベツと人参のハムサラダ、カレー風味のカリフラワー、ほうれん草とコーンのバター炒め
- 【主菜】キーマカレー・【副菜】春雨とキャベツのナムル、ほうれん草のごま和え、南瓜の生姜醤油あん、おから和え
- 【主菜】なすとチーズのミートソース・【副菜】ペンネのバジルペペロンチーノ、カリフラワーのオーロラソースソテー、さつまいものバターソテー、インゲンとちくわのマリネ
- 【主菜】気仙沼産マグロカツと松川浦産アオサちぎり揚げ・【副菜】ズッキーニとなすのトマト煮、コーンハムサラダ、南瓜のバター醤油サラダ、里芋そぼろあん
- 【主菜】ナンコツ入り肉団子の甘酢あん・【副菜】がんもと人参の煮物、南瓜としめじの和え物、こんにゃくおかか炒め、もやしとちくわの甘辛炒め
和洋中、肉と魚、バランスよく届けられています。
エビチリに切干大根の煮物を取り合わせる?キーマカレーと春雨とキャベツのナムルを組み合わせる?と、多少メニューに首をかしげる部分は正直ありました。
でもレストランでも専門店でもない“おうちごはん”って、結構このような皿の並べ方はあるあるですよね。
美味しく頂けるのであれば何の問題もありません。
フラットタイプの電子レンジは特に問題ないと思いますが、ターンテーブル式電子レンジをお持ちの方は必ず庫内寸法を確認してください。
「いつでも五菜」のトレイについては、我が家のターンテーブル式電子レンジ(庫内寸法:幅30.6×奥行30.7×高さ19cm)でギリギリ回る感じです。
お試し割はあくまでも「お試し」
このお試し割は、あくまでも冷凍総菜がどのようなものかをまず確認するためのサービスなので、もちろん1セット1回限りの注文しかできませんし、特別価格での提供です。
今回私に届いた「いつでも五菜10食セット お試し割」は4,880円(税込・送料別)で提供されています。ちなみに「いつでも三菜10食セット お試し割」は3,900円(税込・送料別)
このお試し割でお気に召さなければ、ワタミとはここでお別れです。
初めて食した冷凍総菜の味
冷凍されたお総菜です。この手の・・・と言っては失礼ですが、きっと味は濃い目なんだろうなと思っていました。
我が家は薄味好みで、外食も中食も「味が濃い」と感じることがほとんどです。なので冷凍総菜もその延長上にあると思っていたんです。
正直、味は普通です。10食全部「まずい」と感じるものはありませんでした。可もなく不可もなくという感じです。
味覚や嗜好は人それぞれなので、私の感想が「ワタミの宅食ダイレクト全利用者の代表」になるとは言いませんが、普通に美味しく頂けます。普通であるということはとても大事なポイントです。
味が濃いとも塩っ辛いとも全く思いませんでした。
塩分とカロリー
【いつでも三菜/1セット平均】
●250kcal基準
●食塩相当量2.0g以下
【いつでも五菜/1セット平均】
●350kcal基準
●食塩相当量3.0g以下
何か疾患を持っていて、がっつりした調整食を食べなければいけないわけでもない父の食事。この内容に文句なしです。
塩分相当量についてはワタミに限らず各メーカーあまり大差ない(2.0~3.0gで推移)と思います。
「ワタミの宅食ダイレクト」は塩分やカロリーに配慮して管理栄養士が厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、1日当たりの摂取目標量を食塩相当量として18歳以上の成人男性で7.5g未満、同じく女性で6.5g未満と設定しています[1]。
この数値は過剰摂取による生活習慣病の予防を考慮した目標量です。
世界保健機関(WHO)では全ての成人に対して摂取量を食塩相当量で1日当たり5.0g未満にすることを強く推奨しています。
しかし日本ではWHOの基準を満たしている人の割合が極めて低いため、摂取目標量はWHOの推奨する摂取量と「平成28年国民健康・栄養調査」で報告された摂取量の中央値との中間値を取り設定されているのです。
加えて「高血圧」の改善や「慢性腎臓病」の重症化を予防するために、1日当たりの塩分摂取量を食塩相当量として男女ともに6g未満にすることを推奨しています
MEDI PALETTEより引用
レシピからメニューまで設計した”冷凍惣菜”
主菜が食べやすかったこと(タンパク質の柔らかさ)
年を取るとともに、作り手(私)は上手く火を通せずタンパク質を硬く仕上げ、食べ手(両親)は歯も嚙む力も弱くなっています。
冷凍総菜を利用していちばん「ああよかった」と思ったのは、主菜の肉と魚が柔らかく食べやすかったことです。
作ることが大変と思いだした方にはもちろんですが、嚙む力が弱くなってきたと感じる方にも冷凍総菜はおすすめです。
やっぱり企業努力や企業のチカラってすごいですね。狭い台所でジタバタしている私の火の通し加減とは大違い。
コスパよしタイパよしの冷凍総菜
私は「コスパ」「タイパ」という、最近の「○○パ」という言い方や考え方、言葉が好きではありませんでした。
ですが在宅介護で自分の時間を削られるようになって、ああコスパもタイパも時には必要だなと実感させられております。
コスパのこと
今回私が注文した「いつでも五菜10食セット お試し割」4,880円(税込・送料別)は、1食あたり488円という計算になりますよね。「いつでも三菜10食セット お試し割」3,900円(税込・送料別)なら、1食あたり390円です。安いです。コスパ最高です。
まあお試し価格なので、この金額だけ見て「コスパ最高!」とは叫べませんが、本格的に定期購入や都度購入で利用するにしても、ワタミのコスパは好感度高いです。
定期購入にするとさらにコスパよし
宅配のいいところでもあり、ちょっとめんどくさくなる時もある定期購入(ちょっとだけなーんか縛られてる感じがニガテです)
でも毎日食べる食事なので、定期的に届いてもらわないことには困るんですよね。もちろん必要な時だけ注文できる「都度」購入というシステムもありますが、他力に頼り切るなら断然おまかせ定期購入でしょう。
ワタミの宅食ダイレクトのサービスは「管理栄養士が塩分やカロリーに配慮して献立設計しておかず」を定期購入することで、私たちの健康管理をサポート&おさいふ事情に配慮するチカラを発揮してくれるんです。
元々の設定価格もリーズナブルですが、定期購入かつメニュー選びをワタミに「おまかせ」すると、都度購入するより5%オフの価格でお得に定期利用できます。
「いつでも三菜」と「いつでも五菜」のごはんなしの料金を比較してみました。1食あたりの価格は税込・送料別の金額です。
ごはん付きの「お弁当」タイプやアラカルトメニューその他が気になる方は公式サイトで確認してみてくださいね。
冷凍室の定格内容積66Lの我が家の冷凍庫は「いつでも五菜」を10食詰め込むと庫内のスペースに余裕がなくなるので、今後購入するときは「いつでも三菜」のごはんなしで利用すると思います。
購入回数に応じて割引も
総菜やお弁当などの“ごはん系”定期購入の購入特典のひとつに、利用年数や回数に応じた割引制度を導入している会社をよくみかけますが、ワタミにも「購入回数の分だけ割引率がアップする」プレミアム会員制度が準備されています。
定期購入が長期になるなら、どんどんお得になっていくのは喜ばしい限りです。
送料は必要です
送料は1回の注文につき
- 本州/四国/九州 800円(税込)
- 北海道 1,100円(税込)
- 沖縄 2,200円(税込)
となっています。定期購入のおまかせセットには14食・20食セットもあるようなので、冷凍庫をお持ちの方であれば、ある程度まとまった数で購入するのもアリですね。
(ウチは10食セットが限界ですが)
タイパのこと
最短時間で最大の効果を得る ← ここはカンペキ
できたてを急速冷凍してくれています。冷凍総菜です。レンチンです。「いつでも三菜」にしても「いつでも五菜」にしても、量はともかくこれだけの品数を手作りで揃えるのは大変困難です。
メニューによってレンチン時間は多少変わりますが、おおよそ5分程度でおかずが三品もしくは五品。一気に出来上がるのは本当に助かります。
「コスパ」以上に「タイパ」という言葉が嫌いだった私。でももう「○○パ」はどうでもいいです。
父の食生活の立て直しを図れること。私の時間と気持ちに余裕ができること。それが叶うならタイパ上等!です。
本当は容器のまま出したいところですが・・
タイパを極めるなら、レンチンした後トレイごと食卓に出してしまいたいものですが、父はお椀やお皿を持って食べたいタイプなので、そこは頑張って皿に盛り付けて出しています。
握力が弱くなってきたので、陶器は使用せずにダイソーで購入したプラスチックの茶碗を使っています。
なんとなく入院した時のごはんチックに見えてしまうのがなんとも・・・ですが、見栄えを気にして重たい陶器で辛い食事をするよりも、ラクチンで食べやすいと言ってくれます。
おかずは色どりもきれいなので、食欲も失せず美味しく食べてる様子。
なんとなくのデメリット
今回「いつでも五菜」をお試し買いしました。確かに五品あるんです。食べるとき毎回五品を父の前に出せました。それはとても感謝してるんですが、やっぱり物申したい部分もあって。
- 副菜が「○○和え」であふれてる気がする
- 無理やり感が否めない五品になってる気がする
- たまに水っぽい副菜がある
- 冷凍室で保管する時の融通性がない
1.と2.については五品にせず、三品だったらそう感じることはなさそうです。3.は冷凍宅配総菜初チャレンジだったので、回数こなしたらクリアできそうな気はします(主菜と副菜を同時にチンするのでフツーの冷凍食品と同じ感覚ではだめかな)
一番のネックになったのは4.の「冷凍室で保管する時の融通性がない」でした。冷凍室のスキマを埋めるように縦にしたり横にしたりはできません。上下無視して収納すると、おかずが仕切りから飛び出して、隣のおかずに吸収されたりします(実話です)
なので、定期購入を始めたら、到着日時を考えながら冷凍室に入れる食材を工面していかなくちゃいけません。それがソコソコ面倒かなぁ。
ですが届けてもらうタイミングは「毎週」「隔週」「4週」と選べるので、カレンダーにしるしをつける対策でスペースを開ければ、これもクリアできるのかな。
今後の我が家の食卓
うちの食卓(父のごはん)にはどれがいいだろうかとネット検索していたら冷凍で「お弁当の宅配」「おかずの宅配」って、各社色々出しているんですねー。冷凍以外にも冷蔵保存のおかずとか、いろんな考え方やコンセプトでおもしろい世界になっています。
奥が深かった。
我が家の宅配総菜については「父の食事をどうするか」が最大のポイントなので、年齢やおかずの量、献立内容そして費用を考慮すると、ワタミの宅食ダイレクトをメイン利用することになりそうです。
がしかし、奥が深い宅配総菜業界。
只今、宅配総菜お試しツアー中です。
米さえ炊いておけばどうにかなる!を合言葉に、viva!在宅介護頑張ります。
父が楽しそうに食事をとる姿を見て、ホッとしている娘の宅配総菜探しが趣味になりそうな気配がしている今日この頃なのでした。
定期購入しているワタミのお品の数々は、下記のブログで公開中
"冷凍惣菜"をご自宅まで宅配便でお届け!【ワタミの宅食ダイレクト】
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